広域避難場所を知っておこう

1. 広域避難場所とは?

「広域避難場所」は正式には「緊急避難場所」と言って、地震や洪水、津波などの災害時などで地域全体が危険にさらされた際、身の安全を守るために避難する場所のことです。大きな公園や緑地、学校施設など広い面積のある屋外が広域避難場所として指定されています。避難場所とは、あくまでも一時的に身を守るために避難する場所とされているため、避難場所に食料や飲料水などは備蓄されていません。国土地理院で定められた地図記号では、緑色の人間が走っているようなマークで、近くの電柱に表示されていたり、指定された場所には「避難場所」として、その場所の名称が入った看板が設置されています。引越した際には、市役所のサイト等で確認しておいた方がいいでしょう。

市内の避難所一覧(愛知県あま市)
http://www.city.ama.aichi.jp/kurashi/safety/bousai/1002249.html

2. 避難場所と避難所の違いとは?

よく混同されるのが、「避難場所」と「避難所」の違いです。避難場所が身の安全のために一時的に避難する場所であるのに対して、避難所は一定期間の避難生活をする場所として設置されています。したがって、避難所は基本的に建物内に設置され、食料や飲料水、トイレなどの備えがあります。避難所の地図記号は、避難場所と同じような緑色の人を家が囲むようなサインになっています。緊急時に逃げる場所はあくまでも避難場所であって、避難所ではありません。避難場所に避難して、身の安全が確保できたものの、帰宅は困難であったり、家に帰っても日常の生活が送れないなどの場合には避難場所に移動して、その後の安全な生活を確保するという流れを頭に入れておきましょう。

3. 引越先で確認しておきたいこと

最近ではGoogleマップなどでどこでも迷わず行けるようになりましたが、いざというときに携帯が使えるとは限りません。生まれ育った土地や、長い間住んでいた場所であれば、公園や学校の名前を聞いただけで、「ああ、あの辺りか…」とピンとくるものです。しかし新しく引越した見知らぬ土地の場合、公園名や学校名などを言われても、それがどちらの方角にあるのか、徒歩でどれくらいかかるのかなどイメージできないことがあるでしょう。また家のある場所と通勤、通学先が別のエリアにある場合も同様です。いざというときに備えて広域避難場所や、避難所、公共交通機関が遮断された際の帰宅経路などを確認しておくと良いでしょう。特に新しく引っ越した地域での確認はとても大切です。自分だけで調べてもなかなか分からない場合は、隣近所の人や地元の不動産屋さんなどに聞いてみるのも良いですね。またそうしたことから人間関係が生まれ、いざというときに助け合える環境が整っていくものです。