1. 向こう三軒両隣ってなに?
ひと昔前は引っ越しをしたら「向こう三軒両隣」に挨拶に行くのが習慣とされていました。向こう三軒両隣とは、一戸建て住宅の向かい側に建つ家3軒と、両隣の家という意味です。これはあくまでも目安であり、家の立地条件によっては必ずしもこれに当てはまらない場合もあります。僕の場合、両隣の家には挨拶に行きました。いわゆる建売住宅の分譲地で、ご近所さんも新しく入居した人たちなので、行きやすかったです。ところで、最近はマンションなど集合住宅が増えていて、こうした場合の引っ越しの挨拶はどうすればいいかと悩む人が増えています。一般的には、部屋の両隣と、真上、真下に住む人に一言挨拶をしておくと何かトラブルがあった時にスムーズに解決できるのではないでしょうか。管理人さんがいる場合は引っ越し荷物の搬入をはじめ、何かとお世話になることが多いので、あらかじめ挨拶をしておくといいですね。地域によってはアパートの大家さんや地区の自治会長さんなどに挨拶をしておいた方がいい場合もあります。
2. 何か手土産を持っていくべき?
引っ越しの挨拶に伺う際には、何か手土産を持っていくようにしましょう。これは長年の転勤族の経験上、間違いないです。相手に余計な気遣いをさせないよう、500〜1,000円程度の日用品、お菓子などがおススメです。タオルや布巾、洗剤、ジップロックなどの保存用袋などは実用的で邪魔にもならないので喜ばれます。また、引っ越す前に住んでいた土地の銘菓や特産品なども会話が弾むきっかけとなります。のし紙はつけなくても大丈夫ですが、つける場合は「紅白の蝶結び」の水引に、「御挨拶」の文字と名前を入れます。紅白の蝶結びは繰り返しあってもよいお祝い事などに使われる水引です。名前を入れると改まった印象があるうえに、名前を覚えてもらいやすくなります。アパートの大家さんが近くに住んでいる場合は、2,000円くらいのお菓子の詰め合わせなどを渡すとよいでしょう。
3. 女性の一人暮らしは挨拶しなくてもいい?
ちなみに、奥さんの友人から、女性でひとり暮らしの場合でも挨拶はしたほうがいいのか?と聞かれました。防犯上やプライバシー保護の観点から引っ越しの挨拶をしないケースが増えています。また男女を問わず、単身者の場合は引っ越しの挨拶をしない傾向があります。集合住宅の場合は部屋に表札を出さないことも多いため、両隣にどんな人が住んでいるのかまったくわからないことも珍しくありません。仕事や通学などでほとんど家にいない人も多いため、特に顔を合わせる機会もないかもしれませんが、エレベーターなどで乗り合わせてしまうとちょっと気まずいものです。こうした習慣は地域によってもかなり異なるので、地元の不動産屋さんに確認しておくとよいでしょう。また、地域のことを紹介する口コミサイトなども見てみるといいと思います。僕の場合、家を留守にすることが多く、また将来単身赴任の可能性もあるので、奥さんと子どもと一緒に挨拶に行きました。最近は、クチコミサイトだけでなく、SNSもあるのであらゆる観点から「生の声」を入手することができます。ただし、情報元が不明瞭だったり、信憑性のない情報も多くなってきているので情報の取捨選択が必要になってきます。もうこうなると、何を信じたら良いのかわからなくなってきますが、一度は調べておいて損はないと思います。ちなみに僕は、下記のようなサイトを参考にしました。
□西宮市の住みやすさ クチコミ・街レビュー
(スマイティ 不動産住宅情報サイト)
https://sumaity.com/town/hyogo/nishinomiya/review/
□西宮市 移住の魅力、住みやすさ(口コミ人気評価)
(Regional 月間1万人が利用する移住口コミサイト)
https://regional.jp/hyogo/nishinomiyashi/