イマドキのホームセキュリティ事情

1. ホームセキュリティの基礎知識

僕は家を空けることが多いので、奥さんや娘のことを考えて、家探しでは防犯面を特に重視しました。世界の安全な国ランキングでは上位に位置する日本ですが、最近は物騒な事件も増加したり、安全意識の高まりから、ホームセキュリティサービスが人気です。ホームセキュリティサービスとはセキュリティサービス業者と契約を結び、24時間365日、家を見張っていてもらうサービス。サービスを受けるためには、あらかじめ家の内外にいくつかのセンサー機器を取り付け、外出時や就寝時などに操作パネルで警戒態勢のオン・オフをします。部屋ごと、1階だけ、など部分的に使用することも可能です。センサーが何か異常を感知すると警戒音が鳴り、サービスセンターから電話連絡が入ります。状況によってはすぐに駆け付けてくれるなど、迅速に対応してくれます。最近はサービスも多様化しつつあり、お年寄り世帯の体調を見守るシステムや、子供だけの留守番に対応するサービスなどもニーズが高まってきました。

2.セコムしてますか?

セコムは日本初のホームセキュリティシステムを確立した会社です。玄関に鍵もかけずに買い物に出たり、寝苦しい夜は窓を開けて風を入れながら寝たりすることがまだ当たり前だった昭和の時代に、「ホームセキュリティ」というサービスは大きな注目を浴びました。現在でも業界第1位を誇るセコムは、業界2位の綜合警備保障株式会社(ALSOK・アルソック)のおよそ7倍、3位のセントラル警備保障(CSP)のおよそ99倍の規模を有し、圧倒的なシェアを誇っています。拠点が多いセコムは1つのセンターが対応するエリアが狭く、緊急事態発生時に迅速なサービスが受けられることが大きな特長です。また何よりも信頼と実績が大切なセキュリティサービスは、安心感を第一に求めるユーザーが多いこともセコムのシェア拡大を後押ししています。ちなみに、我が家もセコムしてます。

セコム
https://www.secom.co.jp/

ALSOK
https://www.alsok.co.jp/

セントラル警備保障
https://www.we-are-csp.co.jp/

3.見積もりは慎重に

ホームセキュリティサービスは、家のサイズ、部屋の数、警備に重点をおきたい箇所など、それぞれの家庭により事情は大きく異なります。どの家庭にもフィットするプランというものはなかなかなく、ほとんどは各家庭ごとのオーダーメイドのサービスです。最近のホームセキュリティ業界は競争が激化し、各会社それぞれに低価格・高品質のサービスを展開しています。サービスを利用するには、その会社独自のセンサー機器や操作パネルの取り付けなどが必要となるため、一度契約するとなかなか会社を変更することは難しいのが現状です。会社ごとにサービス内容や料金もかなり異なるため、契約前には慎重な見積もりが必要となります。